必要睡眠時間には個人差があり、就寝・起床時刻には標準時間などというものはありません。
体温のピークが早めに来る人は、早寝早起きの「朝型」。遅めに来る人は朝寝坊の「夜型」。その中間型の人も……と個人差があります。
夜型は、夜勤や交代勤務に適応しやすいので、九~五時のサラリーマン・OL生活はつらくても、案外、現代の二十四時間社会には有利だったりもします。
ただし、太陽の動きをまったく無視した生活を送り続けると、やはり体内時計は不調をきたし、つねに最悪な目覚めに悩まされるはめになります。
朝型と夜型は、遺伝的な体質で決まっているので、容易に変えることはできません。
自分の体質を見きわめて、ムリのない生活リズムを確立することが大切です。
ただ、自分が朝起きられないからという理由で、夜型だと思いこみ、自分を納得させてはいないでしょうか? そんな覚えのある人には朝日を浴びて昼間も活発に活動してみることを勧めます。
夜の眠りを促すメラトニンが盛んに分泌され、心地良い疲れとともにまぶたが重くなり、深い眠りが訪れるはずです。睡眠は、ただ単にとれば良いというものではありません。
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個人差はあるにせよ、いかに質の良い睡眠を得るかによってスッキリ目覚めることができるわけです。
気持ちの良い目覚めには、体内時計の調整が必要です。